日本と違う、英国式インターナショナルスクールの成績表

小学生(Primary)

受け取る時期と受け取り方

日本の公立学校では、学期の最終日に成績表が配られますね。
マレーシアの英国式インターナショナルスクールはちょっと違います。
学校にもよりますが、
学期によらず、学年としてスコアを出し、データで親に配っちゃう学校や、
学期が終わった後に個人面談が始まり、親子が先生から手渡しで受け取る学校など。
日本のように、学期最後の日に終了式のようなものもないですし、
子供が自分たちで家に成績表なるものを持って帰ってくるという感じではありません。

評価方法は、「過去の自分との比較」

とてもいいなと思うのが、英国式インターナショナルスクールの評価方法です。
学年や学期のはじめに、先生が一人一人の目標値を各科目ごとに確定させ、
子供はそれを知ったうえで、その学期の目標値に向かいます。
目標値と言っても、たとえば1c, 1b, 1a, 2c, 2b, 2a,… という階段のような感じです。
今どのレベルにいて、どのペースで進むか、というのは個人個人で違うので、
友達と比較したり、クラスのみんなと点数で競うことなどはありません。
あえて言うなら、「過去の自分」と比較して、より上を目指すのです。

学期が終わりに近づくと、各科目の評価結果が出ます。
自分はどれだけ自分の階段を上ったか、目標値に近づいたか、を確認します。
たとえば前回は2bだったので、今期目標は4cにしたところ、結果は3aまで頑張った!
というような感じです。
階段はセカンダリになっても続きます~ 
あくまでも評価方法は学校によって違いますが、こんなイメージです。

結局、自分との闘いでイイのでは?

英国式インターナショナルスクールでは、
「キーステージ(Key Stage)」という、英国式教育システム値を使うことがあります。

ステージごとに幅があるので、
「その学年にいるうちに何をできるようにならないといけない!」
といったような、どうしても競争してしまう状況は起こらず、
「そのステージにいるうちに、できるようになろうね!」
という、 自分のペースに合わせるからこそ、自分との闘いでイイんでしょうね。