チェックポイント(CheckPoint)という試験

共通

本番(Actual)の1ヶ月前にモック(Mock)という模擬試験を受ける

英国式インターナショナルスクールには、「チェックポイント」(CheckPoint)という試験がYear6とYear9にあります。
チェックポイントには、モック(Mock)という模試と、アクチュアル(Actual)という本番の試験があります。
チェックポイントを受験する場合、模試も本番も両方受けることがほとんどです。
中には、模試で良い点を取った生徒だけ本番が受けられる、という学校もあるようです。

模試は学年で一斉に行わず、1週間かけてクラス別に順番に行う学校もあるので、
試験内容がダダ漏れな場合があります。
でも、イイんです。模試だから。
そして日本みたいに問題用紙が隅から隅までダダ漏れることはなく、
せいぜい生徒同士の会話で、まだ受けていない生徒に1、2問漏れる程度です。  

本番の試験は、各教科Paper1とPaper2がある

本番(Actual)は正式なテストですので、やはり校内で厳重に、学年で一斉にテストを行います。
学校によっては当日IDカードや受験票を忘れると、
受験料を払っても受けられない場合もあります。
たった3教科だから1日で終わるかと思いきや、1日1教科を3日かけて行います。
それ以外の時間は普通の授業をします。

試験は1教科につき、Paper1とPaper2に分かれています。
試験時間は英語と数学はどちらも70分づつ行われます。
英語のPaper1は説明文を解く問題、Paper2は物語文を解く問題です。
数学のPaper1は自分で計算する問題、Paper2は計算機持ち込み可能で、解き方を考える問題です。
理科は総合的に化学と物理と生物が混ざった問題を、それぞれ45分ずつ試験します。

中学受験レベルの学力があれば、なんとかなる

Year9のチェックポイントは、日本で中学受験の経験があれば、数学と理科は難しくありません。
数学は100点を狙えるくらいの難易度です。
理科だってそこそこAランクを狙えるくらいです。
しんどいのは英語です。
英語で生きている人たちと同じテストを受けるので、頑張って50点取れれば御の字、的な~。

結果スコアは進学に影響なし

試験後、2ヶ月ほど経つと結果が学校から来ます。
実はこのチェックポイント、受けても受けなくてもこれからの将来の何にも影響を与えません。
将来自分の学歴に刻まれるのは、Year10と11に受験するiGCSE(アイジーシーエスイー)と、
そのまた2年後に受験するA-Level(エーレベル)というUKの大学へ進学するための試験です。
チェックポイントは、これから始まる様々な試験の肩慣らし、といったところですね。

ちなみにこのチェックポイント、「受けない」という選択もできます。
受験する場合、事前勉強について先生に聞いたところ、”何もしないでくれ”とのことでした。