シラバスって、なんだ?~英語First Languageの場合~

中高生(Secondary)

「シラバス」とは「試験概要」のこと

ども!
今日はiGCSEの各教科にある「シラバス(Syllabus)」についてご説明します。
さらに英語First Languageのシラバスにはネイティブと同じ土俵じゃない選択肢があることもご紹介しま~す。

えー、シラバスとは何か。
大学で「授業計画」のことを「シラバス」と呼んだりしますが、
まーその科目の目的やゴール、知っておくべき評価方法まで、全部まとめた概要って感じですかね。
ケンブリッジ・アセスメントには、すべての科目の詳細欄に、
2016年くらいから2020-2022年までのシラバスがPDFで掲載されています。
これを読めば、いままでどんな試験目的や内容だったのか、試験で課される問題範囲は何だったか、
自分が受けるときはどうなっているか、などがわかります。
でもね、シラバス1つ1つは30ページほどありまして、
読むの大変っ!
あ、でも学校のその教科の先生が熟知しているので、絶対読まなきゃいけないものでもないですよ。
先生に頼ろ~。

「シラバス」には何が書かれている?

とかいっておきながら、シラバスを読んでみてください。最初に以下から始まります。

Why choose Cambridge?「なぜケンブリッジの試験は選ばれるのか?」

う~ん、なんでかって?長いものに巻かれてるから選んだだけだよきっと。
とおもったら、「Superb(素晴らしい)からだよ」って書いてあったー。

気を取り直して。どの教科もシラバスは以下の5項目から構成されています。

  • なぜこのシラバスを選択したか (Why choose this syllabus?)
  • シラバス概要 (Syllabus Overview)
  • 試験科目内容 (Subject content)
  • 試験詳細 (Details of the assessment)
  • その他特記事項 (What else you need to know)

でねでね、大事なのは 2.シラバス概要 と 4.試験詳細 です!
まず 2.シラバス概要 には、試験をどんな形態で受けるか、が書いてある。
そこには受験者全員が受けなくてはならないものや、選択できるもの等が書いてあります。
そして 4.試験詳細 は、どんな問題を出すか、いわゆる試験範囲みたいなもの?が書いてある!
ここは抑えておいたほうがイイね👍

え!?英語はネイティブと同じ土俵じゃない戦い方がある?!

そうなんです!知らなかった~
まさに、2.シラバス概要 に書いてあった!
以下、英語First Languageのシラバス(2020-2022年)をご覧ください。

左側には受験者全員が受験しなくてはいけない「リーディング」が50%の割合であるとのこと。
リーディングって、読んだ後いろいろな問題にこたえていくヤツです。
そして右側には、「and:」として、試験日に2時間の「ライティング」とある。
でもね、その下にはこんな記載がありました。

じゃじゃーん!「or:」で、コースワークがあるじゃーん!
コースワークとは、試験日に一発勝負をするのではなく、
Year10とかYear11の間に、決められた成果物を提出する方式の試験です。
しかも採点は「内部」と「外部で標準化する」とあるから、学校の先生がまずは採点する!
試験日の一発勝負より、提出する成果物はたくさんありますよ。
英語の場合、3つの課題に対する「ライティング」を提出せねばならない。
大変だけど、時間をかけてもイイってこと。
シソーラス辞典などを駆使して、イイ文章を書いてイイんです!
ネイティブもこっちを選択してもイイんだけどね。
さあ、これが吉と出るか凶と出るか、乞うご期待!