小学生のうちに習得したい「考える」脳の作り方

その他

人間は、考える葦である

パスカルが「パンセ」で説いた、有名な言葉です。
そう、これ!!!
たくさんの時間と可能性のある子どものうちから、たくさん考えることができるようになれば、
たぶん、どれだけ考えることを努力したか、によって 生き方まで変えることができるんです。

子供は、いろんなことをまだ教わっていないから考えが及ばないだけです。
親がたくさんのことを教えれば、
子供は教わったことからいろいろ考えることができるようになる。
そんな気がします! 

教えてもらった記憶から、考える

子供は、親や周りの人々が話している言葉を自然と覚え、
本を読んであげているとだんだん文字の読み書きを覚えます。
そして覚えた記憶を思い出して、「考える」ことを始めます。
読める文字なのに熟語になったら読めない、なんて問題を出してあげましょう。
この「考える」力をつかって、子供は読めなくても、意味を推測することができるようになります。
 

理由を、考える

子供に四則演算知識を教えれば、計算問題が解けるようになりますよね。
問題が解けたら、「なぜその答えになったのか、理由を教えて」と聞いてみて。
自分がどうやって解いたのか記憶をたどるので、間違っていればそれに自分で気づきます。
さらに、相手にわかるように説明するために、これまためっちゃ考えるようになります。

いつも「なぜ?」に対して理由を考えるようになり、自分の考えを持つようになります。
 

工夫することを、考える

小学4年生の算数に「工夫の計算」ってのがあります。
覚えた記憶を使って考えるってやつです。
これ、考える訓練にすごくいい。
工夫するということは、色々頭の中でチャレンジしてるってこと。
そのとき頭の中は、めちゃくちゃ回転している=考えているってこと。
結果、より簡単に、より正確に答えが出ることを知るのです。  

考える脳は、必ず問題の本質に到達する

マレーシアの英国式インターナショナルスクールでは、考えることに重点を置いています。
子供が書いた計算式で考え方が合っていることが分かれば、
答えが違っていてもそれはただの「凡ミス」であり、丸をつける先生もいるほどです。
考える脳は、問題の本質に気づき、解決できるようになるんでしょうね。
子供に日常的に心地よい負荷を与え、考える習慣がつくといいなと思います。