子供の英語:マングリッシュとイングリッシュ
マングリッシュって何?
マレーシアでは、6割のマレー人、4割の中国人とインド人、が共存しています。
彼らは第一言語としてそれぞれの母国語を持っていて、英語はたいてい第二言語です。
で、マレーの方々が母国語に似たなまりやトーンで話す英語のことを
マングリッシュというそうです。
日本人だって、コテコテの日本語英語をしゃべるじゃないですか、
それと似た感じだとおもいます。
最近の中華系マレーシアの子供たちは英語が第一言語になりつつあるという懸念もあるそうでして、
街のあちこちに「葉老師」(イェラオシー)という、
30分だけ中国語をしゃべりに行く教室があって、小さな中華系の子供が通っています。
母国語が使えないというのは、親として悲しいですものね。
英語の語尾に「ラ~」とか「ヤ~」をつける
マレー系の方はとくに語尾に「ヤ~」を、
中華系の方はとくに語尾に「ラ~」をつける傾向にあるかもしれません。
「Sorry!」といいたいときは、「ソーリーヤ!」と言えば、親しみがこもります(笑)。
「I know!」という時だって、「アイノーラー!」と言えば、やわらかく伝わります(笑)。
ちょっとかわいい英語になる気がします。
子供はマングリッシュとイングリッシュを使い分ける
あくまでも本人による申告なので、本当かどうかわかりませんが、
中華系の友達とは「ラ~」とか「ヤ~」をつけて、中国語のイントネーションで英語を話します。
中国語のイントネーションとは、単語を凝縮させ、二番目の音を下げる特徴です。
例えば「テイク・アウェイ」(Take away =お持ち帰り)のことを、
「テカウェイ」と言ったりする感じです。
一方、欧米系の友達やUKから来ている学校の先生とは、通常の英語を話すそうです。
「Fair enough」や「Shush」など、UKっぽい単語やフレーズなどを覚えてきます。
どちら寄りの英語を自分の子供が話すかは、どちら寄りの友達が多いか、に左右されています。
どっちの英語だって使えるのなら、ま、いっか!