しきい値(threshold)って、なんだ?

マレーシアでA Levelを受験するということ

AS/A2レベルで一体何点を目指せばいいのか

突然ですが、Aレベルっていったい何点を目指せばいいのでしょうか?もちろん「行きたい大学のAレベル得点条件を超える得点」を目指すのは間違いないのですが、条件がA*(エースター)だったら、満点を目指すしかないのでしょうか?満点じゃなくても大丈夫なら、いったい何点取ればいいのか?そのあたりが気になりますので、Aレベルの「しきい値(Grade thresholds)」を見てみました。こんなヤツです。

しきい値(Grade thresholds)とは、取りたいグレードの最低得点のこと

CAIE(Cambridge Assessment International Education)のウェブサイトには、こう書いてありました。

We publish grade thresholds after each exam series. A grade threshold is the minimum number of marks that a candidate needs to obtain a particular grade in a paper or in a subject.
しきい値は毎回試験後に発行されます。グレードのしきい値とは、受験者が各科目や各ペーパーで獲得したいグレードに必要な最低得点のことです。

たとえばASレベル試験の数学でAが取りたいとすると、125点満点中、96点以上取ればグレードはAが取れますということです。しかしこの得点は過去のものです。上記記述のように、しきい値は毎回「試験後」に発表されるため、今回は96点取ったからと言ってグレードAが取れるとは限らないのです。

しきい値の上手な使い方

これから受ける試験の目標得点は、あくまで過去のしきい値から「目安」をつけることができる、という程度なのです。ではしきい値はどう使ったらよいのでしょうか?それは、過去のペーパーを解いた時にその時のしきい値を確認することで、自分はどのグレードが取れそうかを知る、というふうに使うのが良いかと思います。「AS/A2レベルで一体何点を目指せばいいのか」につきましては、「事前にはわからない」というのが率直な答えなのでした。