ユーカス(UCAS)って、なんだ?

マレーシアでA Levelを受験するということ

ユーカスとは、イギリスのカレッジや大学への出願とりまとめサービス

大学へ出願するにはUCASというエージェントを通すらしいよ、ということなのですが、そういえば先生が「UKの大学行くなら、ユーカス(UCAS)見なさいよ~」って言ってました。ユーカス(UCAS)って、なんだ?とりあえずユーカス(UCAS)のウェブサイトを見てみたら、About Usにこう書いてありました。

We're the Universities and Colleges Admissions Service.
カレッジや大学への入学をサービスします。

え?英国にある大学はすべて、このユーカス(UCAS)ってところを通して出願するってこと?ユーカス(UCAS)ってのは、どんだけぇ?政府組織かな?と思ったら、ウィキペディアに「Non-profit NGO」だと書いてありました。非営利な非政府組織団体ってことですね。さらに以下の説明がありました。

The Universities and Colleges Admissions Service (UCAS) is a UK-based organisation whose main role is to operate the application process for British universities.
ユーカスは英国拠点の組織であり、英国の大学の入学申請プロセスを運営しています。

なるほど。1960年代にユーカスの前身がすでにあったらしいので、これは本物っぽいな。日本と違って、各大学での試験は無いですから、Aレベルの結果を複数の大学に送るより、取りまとめてくれる機関があったほうが、ありがたい。

英国中の大学が「UCASを通して出願してね」と言っている

もーこれは本物の稼働中組織ですよねっ!イギリスの各大学のウェブサイトにある入学ページには「ユーカスを経由して出願」という文字ばかりです。ホラほらっ。試しにランダムに3校を見てみたら、3校とも書いてありました!

ラフバラー大学なんかは、ユーカス(UCAS)経由で大学へ願書を出すにはどうしたらいいかの動画まで制作してくれています。

疑ってごめんねユーカス。君はイギリス中の大学に知れ渡っている存在なんだね。

Personal Statementは1通あればOK。最大5学部に出願できる

ではユーカス(UCAS)は具体的に何をしてくれるのでしょうか。文字通り、各大学に送るべき①願書②Aレベルの結果③Personal Statementという自己紹介文④申し込み料金⑤インターナショナル生はIELTSなど英語のレベルがわかる証明書 などなどをユーカスのウェブサイトに1回入力すればOK、すべての大学に同じデータが飛んで行き、各大学へのアプライを完了させてくれます。
ユーカスのウェブサイトにはいろいろな情報が書かれてあります。例えば「Undergraduate」というタグの中の「When to apply」には、2021年の出願はオックスブリッジと医学歯学は2020年10月15日、それ以外は2021年1月15日イギリス時間18時が締め切りだよ、という詳細な情報が書かれてあります。動画も付いていたりします。ほかにも、「ユーカスでどうやって出願するの?(How to apply to university in the UK through UCAS?)」なんていうStudent.comのウェブ記事には、

You can choose a maximum of five courses on your UCAS application, which means you can apply for five courses at only one university or college, or a different course at five different universities.
ユーカスでは 最大5学部への出願が可能です。1つの大学で5つの学部に出願することも、5つの大学へそれぞれ出願することも可能です。

との記述がありました。ということは、第5志望までターゲットを絞っておいて良いということですかね。ユーカスは頼れる存在なのでした!