数学は、易しいヤツと難しいヤツの2科目ある!
易しいヤツを"Maths"、難しいヤツを"Further Maths"と呼びます
実に面白い…。あ、すみません、Mathsと言われるといつも「ガリレオ」の湯川先生を思い出してしまいます。そんなMathsですが、Aレベルには2つのMathsがあります。易しいヤツを"Mathematics"、難しいヤツを"Further Mathematics"というのですが、簡単と言ってもMathsはiGCSEのAdditional Mathematicsくらいの難しさです。Mathsの試験には2つの種類があって、「Pure」は必須で受けないといけませんが、もう1つは「Probability & Statistics」もしくは「Mechanics and Probability & Statistics」から選択できます。Pure Mathsというのは「代数幾何」、Probability & Statisticsというのは「確率と統計」ってヤツです。Mechanicsは「力学」という物理学の範疇だそうで、これがMathsの中では一番難しいと先生が言っております。でもPhysics(物理学)が好きだったり履修していれば、そんなに恐れることは無いってヨ。
一方Further Mathsは、iGCSEでは経験したことのない難しさ、まるで湯川先生のような(?!)Mathsです。単元の範囲はMathsと変わりませんが、努力すれば誰でも解けるというよりは、難解な数学の理解に達することができたら解ける、感じのようです。ちょっと気になるのが日本のセンター試験などの受験数学。どんくらい難しいんだろ。見てみたら、1問解けるかどうかという難しさ。恐ろしやJapan。
それぞれ1科目とカウントしていいです
あり得ないなんてことはあり得ない…。いやー、どうしても湯川先生がそう言っているとしか思えないんですけど、同じ数学なのですが、それぞれ1科目とカウントするのです。なので、MathsとFurther Mathsどちらも受験すると、2科目受験したことになります。でも気を付けてくださいね。大学の入学条件でMathsとFurther Mathsどちらのスコアも必須なんてとこ、あんまりないですから…。
難関大学ほど、Further Mathsの良いスコアが必要らしい
実は、大学の入学条件でFurther Mathsを要求している学校は、ホントに有名な上位校たちです。Further Mathsはホントにとっても難しいので、塾の先生に「落とすべきか続けるべきか」を、どのポイントで決めたらいいのか、聞いてみたところ、「世界の大学ランキングで上位に入る大学に行きたいのなら必要。そうでないなら落としていいワ。」と言われました。AレベルでFurther Mathsを受けない、ということは、上位校への希望が絶たれるということになりそうです。でもね、無理して頑張って、ほかの3科目がA*(エースター)に届かなかったら、やっぱり上位校に行けないんです。だったら、Further Mathsを落としてでもほかの3科目をA*(エースター)取って、ほかにある良い大学に行けるほうがいいかもしれない。マジで悩んでしまいます…。